2010年11月13日
第6回じんぶん教室を開催しました
11/13(土)は、じんぶん教室第6回目の開催日でした。
okip事務局員1号は、3か月ぶりの出席でした。
場所は、9月の第4回から宜野湾市の「宜野湾ベイサイド情報センター」での開催となっています。
今回のプログラムは、
(1) 講演「日本の商標制度と欧州での商標・特許の保護について」
講師:プローマン&ヴィントフト特許事務所 安原 亜湖 弁理士
(2) 事例発表
・生ごみ処理装置及び処理方法・・・(株)光エンジニア
・睡眠改善剤・・・(株)クレイ沖縄
(3) 県内の知財ニュース
でした。
↑ テキストと事例発表のパンフレットです
講師の安原先生は、先日そして7月の記事でも紹介をしていたとおり、沖縄出身で現在デンマークの特許事務所で活躍している弁理士です。
日本の特許事務所での勤務経験と現在のデンマークでの知財関連業務を通じて、日本の制度とヨーロッパの知財制度との違いやヨーロッパをはじめとする海外での知財保護に必要な手法などを講演していただきました。
商標については、マドプロ、CTM(欧州共同体商標)、各国出願の場合それぞれのメリット・デメリットなどを。
特許については、PCT(特許協力条約)、EPO出願、パリルートなどの手法などにも触れていただきました。
やはりそれぞれ一長一短あるところ。
専門家をきちんと活用しながら、知財戦略や事業戦略を組み立てていくことが重要ということです。
今回の事例発表は、10月に開催された沖縄の産業まつり「沖縄県発明くふう展」の受賞者に登場していただきました。
ひとり目は、(株)光エンジニアリングの翁長社長。
微生物などバイオの力で食品廃棄物などの生ゴミを飼料や肥料としてリサイクルさせる業務用の生ごみ処理装置について紹介していただきました。
この装置、「生ごみ処理装置及び処理方法」として、特許取得もされています。
事例発表のふたり目は、(株)クレイ沖縄の渡嘉敷専務。
クレイ沖縄は、もろみ酢の粉末処理技術で特許取得しており、その技術を活かした健康サプリメントの製造販売を行っています。
沖縄で古くから癒し効果があると言われている野菜(花)「クワンソウ」と粉末もろみ酢をミックスしたサプリメント「グッスリン2-V(ニーブイ)」も好評販売中です。
2-V(ニーブイ)は、クワンソウの別名「にーぶい草」 --- 眠くなる草 --- から取ったネーミング。
そう!
このサプリは、睡眠改善効果があると言われているサプリメントなのです。
今回は、そのクワンソウから睡眠改善効果のもととなる成分の特定と抽出法を解明し、特許出願を行ったとのこと。
今後さらに研究開発を進め、沖縄発の健康食品としてクワンソウやクワンソウを使用した加工食品などの開発を行っていきたいとのことでした。
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今回は、大雨の中での開催となりましたが、いつもどおり活発な意見交換もあり、突っ込んだ質問もありと、なかなか盛り上がったじんぶん教室でした。
そんなじんぶん教室では、事例発表を行ってくれる方を募集しています。
自薦・他薦問いません。
「こんな面白いことをやっている」とか、「県産品を使って新しい商品を考えた」とか、さらには「一緒に頑張る仲間を探してる」などなど、自社PRの場としての活用もありですので、ぜひぜひ発表いただけると助かります。
◇詳しくは発明協会沖縄県支部まで
→ http://www.okinawa-jiii.jp/
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◆じんぶん教室のほか、沖縄地域で開催されている知財関連イベントはこちらから
→ http://ogb.go.jp/move/okip/menu_c001.html
◇現在開催中 知財のほんとのところ!に気付くセミナー(10回シリーズ)
→ http://ogb.go.jp/move/okip/2010okip_expert.html
◇じんぶん教室はこちらから
→ http://ogb.go.jp/move/okip/semi_2010jinbun.html
okip事務局員1号は、3か月ぶりの出席でした。
場所は、9月の第4回から宜野湾市の「宜野湾ベイサイド情報センター」での開催となっています。
今回のプログラムは、
(1) 講演「日本の商標制度と欧州での商標・特許の保護について」
講師:プローマン&ヴィントフト特許事務所 安原 亜湖 弁理士
(2) 事例発表
・生ごみ処理装置及び処理方法・・・(株)光エンジニア
・睡眠改善剤・・・(株)クレイ沖縄
(3) 県内の知財ニュース
でした。
↑ テキストと事例発表のパンフレットです
講師の安原先生は、先日そして7月の記事でも紹介をしていたとおり、沖縄出身で現在デンマークの特許事務所で活躍している弁理士です。
日本の特許事務所での勤務経験と現在のデンマークでの知財関連業務を通じて、日本の制度とヨーロッパの知財制度との違いやヨーロッパをはじめとする海外での知財保護に必要な手法などを講演していただきました。
商標については、マドプロ、CTM(欧州共同体商標)、各国出願の場合それぞれのメリット・デメリットなどを。
特許については、PCT(特許協力条約)、EPO出願、パリルートなどの手法などにも触れていただきました。
やはりそれぞれ一長一短あるところ。
専門家をきちんと活用しながら、知財戦略や事業戦略を組み立てていくことが重要ということです。
今回の事例発表は、10月に開催された沖縄の産業まつり「沖縄県発明くふう展」の受賞者に登場していただきました。
ひとり目は、(株)光エンジニアリングの翁長社長。
微生物などバイオの力で食品廃棄物などの生ゴミを飼料や肥料としてリサイクルさせる業務用の生ごみ処理装置について紹介していただきました。
この装置、「生ごみ処理装置及び処理方法」として、特許取得もされています。
事例発表のふたり目は、(株)クレイ沖縄の渡嘉敷専務。
クレイ沖縄は、もろみ酢の粉末処理技術で特許取得しており、その技術を活かした健康サプリメントの製造販売を行っています。
沖縄で古くから癒し効果があると言われている野菜(花)「クワンソウ」と粉末もろみ酢をミックスしたサプリメント「グッスリン2-V(ニーブイ)」も好評販売中です。
2-V(ニーブイ)は、クワンソウの別名「にーぶい草」 --- 眠くなる草 --- から取ったネーミング。
そう!
このサプリは、睡眠改善効果があると言われているサプリメントなのです。
今回は、そのクワンソウから睡眠改善効果のもととなる成分の特定と抽出法を解明し、特許出願を行ったとのこと。
今後さらに研究開発を進め、沖縄発の健康食品としてクワンソウやクワンソウを使用した加工食品などの開発を行っていきたいとのことでした。
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今回は、大雨の中での開催となりましたが、いつもどおり活発な意見交換もあり、突っ込んだ質問もありと、なかなか盛り上がったじんぶん教室でした。
そんなじんぶん教室では、事例発表を行ってくれる方を募集しています。
自薦・他薦問いません。
「こんな面白いことをやっている」とか、「県産品を使って新しい商品を考えた」とか、さらには「一緒に頑張る仲間を探してる」などなど、自社PRの場としての活用もありですので、ぜひぜひ発表いただけると助かります。
◇詳しくは発明協会沖縄県支部まで
→ http://www.okinawa-jiii.jp/
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◆じんぶん教室のほか、沖縄地域で開催されている知財関連イベントはこちらから
→ http://ogb.go.jp/move/okip/menu_c001.html
◇現在開催中 知財のほんとのところ!に気付くセミナー(10回シリーズ)
→ http://ogb.go.jp/move/okip/2010okip_expert.html
◇じんぶん教室はこちらから
→ http://ogb.go.jp/move/okip/semi_2010jinbun.html
[by:okip事務局員1号]
Posted by 沖縄の知財 at 23:47│Comments(0)
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