2010年05月28日

密輸撲滅キャンペーン

沖縄通関業界と沖縄地区税関は、5月24日に那覇市のパレットくもじ前広場において、「密輸撲滅キャンペーン」を実施しました(5月27日付地元紙より)。

密輸というと、麻薬や銃等にピンとくる方が多いかもしれませんが、キャンペーンに参加した通関業界会長さんのご指摘のとおり、ブランド品やゲームなどのコピー商品など知的財産権侵害物品の密輸防止も今後の課題です。

一般的に、麻薬や銃は禁制品であり、輸入は法を破ること=犯罪である という認識が浸透しています。
他方、コピー商品についてはどうでしょう?

海外旅行をした際などに、「ニセモノだと思うけど安いからいいや」などと、軽い気持ちでコピー商品を購入した経験がある人も多いのではないでしょうか?

おそらく、両者の差異は、麻薬や銃等が生命を脅かす物品であるのに対して、コピー商品等自体には危険性が感じられないため、犯罪であるとの意識が形成されづらいことに起因していると思います。
しかし、コピー商品が、麻薬や銃等と同じく禁制品なのはまぎれもない事実ですし、さらには、組織犯罪の資金源となっているといわれています。

また、コピー商品は、正規品の売上げを低迷させる等の深刻な被害を及ぼします。

せっかく苦労して開発した商品が模倣されてしまったら・・・?
自分の支払ったお金が、組織犯罪の資金源になっているのだとしたら・・・?

一緒に、密輸撲滅キャンペーンを契機に考えてみましょう。

[by:okip事務局員2号]

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模倣品撲滅ポスター

※ポスターは、特許庁や警察、税関など政府が一丸となって取り組んでいる「模倣品撲滅キャンペーン」
毎年さまざまな取り組みで周知活動が行われています。




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Posted by 沖縄の知財 at 23:54│Comments(0)施策情報
 
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