2010年05月23日

中小企業3大知財支援策+1

東京出張の絡みで最後のネタです。

中小企業や個人事業者の方の知的財産活用を促進するための支援策があるのをご存知でしょうか?
ちまたでは、「中小企業3大知財支援策」と呼ばれているとかいないとか。。。

東京出張中の会議において、
「支援策の利用状況が伸びていない。周知が足りないので、積極的に取り組むように!!」
と指示を受けてきました・・・
ということでokipウェブサイトや先勝い果報(メルマガ)でもご紹介きたつもりですが、改めてご案内したいと思います。

その支援策とは、

1.無料の先行技術調査
2.早期審査
3.特許料&審査請求料の減免

の3本です。

1と2は、中小企業や個人の方であれば、誰でも利用することのできる支援策です。
3のみ、条件が付きます。


以下、簡単にメリットなど。


1.無料の先行技術調査

自分が考えた発明が、すでに世の中に存在している技術かどうか、他人が似た発明を特許出願しているか否か、無料で調査を行うサービスです。
場合によっては、20万円程度、経費の節約になることもあります。

→詳細はこちら
http://www.jpo.go.jp/torikumi/chushou/senkou_chousa.htm


2.早期審査

現在、特許出願の審査期間は、約3年程度かかっています。これは、膨大な出願件数に対する審査処理が追い付いておらず、順番待ちが生じているため。
この支援策を使うと、その順番待ちを一気にすっ飛ばして、最前列に並ぶことができます。そして、約2ヶ月程度で審査結果が出ます。
3年が2ヶ月に短縮。早いです。

→詳細はこちら
http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/souki/v3souki.htm


3.料金減免制度

その名のとおり、特許料や審査請求手数料が減額または免除となる支援策です。
ただし、対象となる方は、次のいずれかに該当する方です。

(1)法人税または所得税が免除されている方(企業)
(2)研究開発費が売り上げの3%を超えている中小企業
(3)国や県の「経営革新」、「新連携」、「SBIR」の認定を受けている中小企業

それぞれ、料金が半額になったり、免除になったりします。
金額としては、数千円~10万円まで安くなります。

→詳細はこちら
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/genmensochi.htm


★「+1」の支援策

4.審査請求料の繰り延べ納付

2009年4月1日から2年間の期間限定(予定)で実施している支援策です。
通常、審査請求の手続きと同時に納付することとなっている料金(約20万円)を、手続きから1年後まで納めなくても良いというもの。
昨今の景気悪化を受けた緊急対策です。
1年間ゆっくりお金を払うか払わないか検討する時間ができるため、うまく活用して事業に反映させることも可能です。

→詳細はこちら
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/shinsa_kurinnobe.htm


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と、いろいろありますが、やっぱり文章で書いても分かりにくいというのが実情。
また、これら支援策には、単に料金が節約できるだけでなく、他への転用も可能なモノもあります。

ということで、興味を持った方、より詳しく知りたい方は、okip事務局までお問い合わせください。
okip事務局




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Posted by 沖縄の知財 at 21:34│Comments(0)施策情報
 
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