沖縄の知財情報

10月27日から事業仕分けの第三弾。特別会計に関する仕分けが始まりました。
沖縄では台風の真っただ中でした。
okip事務局員1号は福岡出張から帰ってくることができませんでした...


その3日目の29日（金）。
特許特別会計が仕分け対象として議論されました。

対象となった案件（事業）は、
　(1) IPDL（特許電子図書館）
　(2) 知財教育セミナー事業
　(3) 特許特別会計　制度のあり方
の3項目です。


特許庁から提出された資料や仕分け結果等の詳細は、↓のリンク先に掲載されています。
→ http://www.shiwake.go.jp/details/2010-10-29.html


仕分けの結果は、知財教育セミナー事業については、来年度から廃止されることとなりました。

この事業、小中学生向けの発明教室（ものづくり教室）や高校生向けの知財セミナーを実施している事業です。

昨年度から今年度にかけて、沖縄県内でも知財教育に積極的に取り組む学校が出てきていただけに、残念な結果となってしまいました・・・

議論の方向としては、

特許庁は黙って審査だけやっていれば良い。ほかの（教育セミナーなどの）余計なことはやらなくても良い。

というものでした。

まぁ、教育セミナーが仕分け対象にリストアップされた時点で結果はおおむね見えていたわけですが...


ほか、特許（知財）情報が無料で検索できるIPDLについても、将来的には廃止すべきという方向で結論付けられました。
（これについては以前から確定していることなので、仕分けの影響ではないですが）


いずれにせよ、今回の事業仕分け第3弾。
マスコミの報道もすっかり冷めているとおり、全体的に論点がぶれまくっている中で議論が進む傾向にあるようです。

　無駄をなくすことが目的？
　事業の本質（あり方）を検証することが目的？
　天下り撤廃が目的？
　事業仕分けを行うことが目的？（ようはパフォーマンスですね）

一体、どれを目的として行っているのか...

県民（国民）の皆様は、どう感じてますか？！